PC用手袋の選び方

パソコンパーツは非常にデリケートで取り扱いには十分注意する必要があります。静電気はもちろん接続端子に素手で触れると接触不良の原因にもなるため、パーツを扱う際は手袋の着用が不可欠です。しかし手袋といっても様々な製品がありますが、パソコン組み立て専用を謳っている製品はありません。そこで今回はパソコンの組み立てや内部クリーニング時に着用をお勧めしたい手袋をご紹介します。

パソコンパーツは手を切りやすい

一般的な工業製品なら角を丸める・鋭利な部分が露出しないような設計などユーザーに配慮していますが、パソコンパーツは普段人の手が触れないため鋭利な箇所がいくつも存在します。特にヒートシンクや基板の角は鋭利で組み立てやクリーニング時に手を切ってしまうことも珍しくありません。万が一手を切ってしまい血が基板上に落ちるとショートや接触不良の原因になるため、パーツのためにも怪我を避ける作業手袋は必須と言えます。

静電気は厳禁

換装しがちな冬場は静電気が発生しやすく、着用している衣類が原因で静電気を発生させパーツを破壊してしまうことがあります。静電気で一時的に高電圧がパーツ回路に流れると設計値を超えた電圧が回路に流れることで基板破壊・正常動作しなくなり、パーツ丸ごと買い換える必要があります。

帯電防止手袋がおすすめ

手を保護しながら静電気からパーツを守るには帯電防止手袋がお勧めです。手袋が帯電しても空気中に放電するため衣類が帯電していても影響なくパーツに触れることが出来ます。放電するために金属繊維を使用しており、洗濯することで徐々に放電性能が低下するため一定回数使用後は使い捨てることになります。使用時は放電性能を過信せず腕まくりや服の素材に注意して作業しましょう。帯電性能向上のために厚手の製品が多く、ネジや小さなパーツの取り扱いは苦手ですが、クリーニングなど細かな分解を伴わない作業に向いています。帯電防止手袋一組あたり数百円から購入できます。

使い捨てタイプのニトリルゴム製手袋もお勧め

放電性能はありませんが静電気を帯びないため、着用前に手洗いや窓サッシなど金属に触れて放電すれば十分効果を発揮するのがニトリルゴム製手袋です。帯電防止手袋と比べて非常に薄く、指先の感覚があるため小さなネジやCPUクーラーの固定など細かな作業でも素手と変わらない感覚で作業できます。滑りが良い粉付き・良く吸い付く粉なしの製品がありますがパーツに混入するとトラブルの原因となるため粉なしの製品を選びましょう。パソコンパーツの取り扱いだけでなく水仕事や様々な用途にも向いている万能手袋ですので一箱買っておくと便利です。ニトリルゴム製手袋は一箱に100組入っている製品が多く、一組あたり50円ほどで使い捨てのため洗濯不要かつ思いついたらすぐに使用出来ます。

まとめ

せっかく高価なゲーミングPCやパソコンパーツを購入してもそれが原因で怪我をしたり静電気で壊してしまったりでは快適なゲームプレイどころではなくなってしまいます。数百円の手袋購入という出費で防げる事故ならば、自分の身を守るため・大切なパーツを守るために手袋を使用することをお勧めします。